笑う門には福来る――近年、その諺を裏付ける「笑顔」の優れた効能に関する医学的・科学的研究成果が次々と発表されている。笑顔によって「運と徳」を高め、人生や仕事を幸福に導いていくにはどうすればよいのか。〝ストレス社会〟といわれる日本社会の問題点とともに、鶴見大学教授の斎藤一郎氏にお話しいただいた。
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鶴見大学教授
斎藤一郎
さいとう・いちろう
昭和29年東京都生まれ。東京医科歯科大学難治疾患研究所などを経て、平成14年より鶴見大学歯学部教授。20年より同大学附属病院長。ドライマウス(口腔乾燥症)を呈する難病・シェーグレン症候群の研究に長年携わる。免疫学、分子生物学の基礎研究とともに、ドライマウス研究会を主宰し、日本抗加齢医学会の理事を務める。『「現代病」ドライマウスを治す』(講談社)『幸せを引き寄せる笑顔の法則』(誠文堂新光社)など著書多数。