熊本県の西北端に位置する人口5万人弱の街・荒尾市。この地に、全国から大きな注目を集めている図書館がある。旧館から生まれ変わった新生・荒尾市立図書館に、多数の利用者が訪れ、街の新しいシンボルとして地元に大きな活力をもたらしているという。書店経営者としてこのリニューアル・プロジェクトに参画した高井昌史氏は、いかにして地方の街に光を点したのか。その根底にある読書文化に懸ける思いに迫った。
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紀伊國屋書店会長
高井昌史
たかい・まさし
昭和22年東京都生まれ。成蹊大学法学部卒業。46年紀伊國屋書店入社。各地の営業所長などを経て、図書館の新設、学術情報のデータベース化などの業務にも携わる。平成5年取締役に就任。常務、専務、副社長を経て、20年社長に就任。27年より会長を兼務。令和5年より現職。学校法人成蹊学園評議員、学校法人都築第一学園理事などを務める。著書に『本の力─われら、いま何をなすべきか』(PHP研究所)『奇跡のプロジェクト 図書館が街を変えた!─新生・荒尾市立図書館の挑戦』(東洋経済新報社)など。
紀伊國屋書店と隣り合わせになっている新生・荒尾市立図書館。移転オープン後の来館者数は5年目で累計100万人を超えた