2019年開催された第71回毎日書道展で、最高賞の文部科学大臣賞を受賞するなど、いま最も注目を浴びている書家の一人である赤平泰処氏、74歳。日々弛まぬ精進を積み重ね、書の道一筋に歩んできた赤平氏に、生涯の師である中村素堂氏の珠玉の教えの数々を交え、人々を感動させる書を生み出し、いつまでも成長し続けるヒントを語っていただいた。
2019年7月、第71回毎日書道展にて文部科学大臣賞を受賞した「修徳立義」の書
書家
赤平泰処
あかひら・たいしょ
昭和21年青森県生まれ。大正大学卒業。師である書家・中村素堂に師事。大正大学名譽教授、毎日書道会監事、東方書道院同人副理事長、浄土宗芸術家協会副理事長、貞香会会長などを務める。毎日書道顕彰(芸術部門)、第71回毎日書道展・文部科学大臣賞など受賞多数。著書に『我が心の書』(大正大学出版会)『書美が際立つ細字表現』(日貿出版社)。