大正・昭和期に活躍した社会教育家の後藤静香師。修養機関誌『希望』をはじめ、生涯に創刊した月刊誌は21種、著書は70余冊にも及ぶ。最盛期にはその誌友は100万人を数え、全国の同志と共に、社会福祉活動に尽力した。師の薫陶を受けた最後の世代である中澤宏則氏に、思い出を交えて師の愛に溢れた波瀾の人生を辿っていただく。
後藤静香記念館館長
中澤宏則
なかざわ・ひろのり
昭和19年神奈川県生まれ。浪人中に後藤静香師に出逢う。岡三証券に勤務。後藤師の死後も「心の家」常務理事としてその教えを広めることに尽力。現・後藤静香記念館館長。