エッセイストの鮫島純子さんは現在96歳。講演や執筆に忙しい毎日だが、その人生の根本には「何事にも感謝できる人間でありたい」という揺るぎのない信念がある。祖父・渋沢栄一や新渡戸稲造、五井昌久など、人生で出逢った先人たちの教えを花開かせ、いまも自己丹誠を続ける鮫島さんの生き方に迫る。
エッセイスト
鮫島純子
さめじま・すみこ
大正11年東京生まれ。昭和17年結婚。祖父は渋沢栄一、父は栄一の四男で実業家の渋沢正雄。著書に『なにがあっても、ありがとう』(あさ出版)『毎日が、いきいき、すこやか』(小学館)『祖父・渋沢栄一に学んだこと』(文藝春秋)など。