「桃太郎便」で知られる丸和運輸機関は、新たなビジネスモデルを武器に、いままさに物流業界に新風を巻き起こしつつある。創業者である和佐見 勝氏は若くして裸一貫で運送会社を立ち上げると、「お客様第一義」を掲げ、同社を設立以来44期増収増益を続ける優良企業へと育て上げてきた。どんなことがあっても決して諦めない姿勢を貫いてきた和佐見氏に、その波瀾の半生を振り返っていただいた。
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丸和運輸機関社長
和佐見 勝
わさみ・まさる
昭和20年埼玉県生まれ。15歳から都内の青果店で修業し、19歳で独立。24歳で運送業を起業、48年丸和運輸機関を設立、社長に就任。平成3年3PL事業に参入。26年東証二部上場を経て、翌年一部上場を果たす。29年日本3PL協会会長に就任。