世界最高齢のアイアンマン世界選手権完走者としてギネス世界記録を持つ稲田弘氏。93歳となったいまなお自らの心身を磨き高め、挑戦を続けている。60歳で水泳を始めた時はカナヅチだったというが、いかにして世界の頂へと上り詰めたのか。〝鉄人〟との異名を取る氏の山坂を越えてきた足跡を交え、何歳になっても溌剌と生きる秘訣、トライアスロンに懸ける思いを伺った。
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トライアスロン選手
稲田 弘
いなだ・ひろむ
昭和7年大阪府生まれ。30年早稲田大学卒業後、NHKで放送記者として活躍。平成4年難病になった妻の看病のために定年退職後、運動不足解消を目的に水泳を始める。14年トライアスロンに初挑戦。24年アイアンマン世界選手権初完走、80-84歳カテゴリーでコースレコードを樹立。30年アイアンマン世界選手権85-89歳カテゴリーで世界チャンピオン、コースレコードを樹立。24、30年の年代別での優勝はギネス世界記録に認定。現在も現役最高齢選手として活躍中。著書に『やれば出来る』(徳間書店)がある。