江戸無血開城を成功へと導き、江戸百万の町民を守った幕末の英傑・勝 海舟。その歩みは幼少期から苦難の連続だった。幼い頃から海舟に魅了されてきたという、米沢藩士の血を引く石川真理子さんに、その遺訓を紐解いていただきつつ、自省自修の人・勝 海舟の人物像に迫っていただいた。
作家
石川真理子
いしかわ・まりこ
昭和41年東京都生まれ。12歳まで米沢藩士の末裔である祖母中心の家で、厳しくも愛情豊かに育てられる。文化女子大学(現・文化学園大学)卒業。編集プロダクション勤務を経て、結婚後は作家として活動。著書に『女子の武士道』『女子の教養』『活学新書 勝海舟修養訓』(いずれも致知出版社)がある。