東洋思想研究家として江戸期の教育を研究する中で幼児教育のあり方に強い関心を抱くようになった田口佳史氏。倉橋惣三、堀合文子という保育学の先駆者の薫陶を受け、現在における幼児教育のあり方を提唱し続ける内田伸子氏。スタンスは異なるものの「幼年期の教育が日本の未来をつくる」という思いは同じである。混迷を極める日本にあって人間の根っこを養う教育はいかにあるべきか。そして課題解決のためにいまどういう手を打つべきなのか。それぞれの視点から学びたい。
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東洋思想研究家
田口佳史
たぐち・よしふみ
昭和17年東京都生まれ。記録映画監督としてバンコクで撮影中、水牛に襲われ瀕死の重傷を負う。生死の狭間で『老子』と出合い、東洋思想研究に転身。「東洋思想」を基盤とする経営思想体系「タオ・マネジメント」を構築・実践し、1万人超の企業経営者や政治家らを育成。英語版・中国語版のニューズレターは海外でも高評価を得ている。主な著書(致知出版社刊)に『「大学」に学ぶ人間学』『「書経」講義録』『「中庸」講義録』『王陽明「伝習録」に学ぶリーダーの人間学』他多数。最新刊に『人生の指南書・四書五経の名言を読む』。
IPU・環太平洋大学教授
内田伸子
うちだ・のぶこ
昭和21年群馬県生まれ。45年お茶の水女子大学大学院人文科学研究科修士課程修了。学術博士。平成2年同大大学院教授・理事・副学長に就任。専門は発達心理学、言語心理学など。ベネッセ「こどもちゃれんじ」監修やNHK「おかあさんといっしょ」番組開発も務める。23年より名誉教授。IPU・環太平洋大学教授。令和3年文化功労者。5年瑞宝重光章を受章。著書に『想像力─生きる力の源をさぐる』(春秋社)『子どもの見ている世界 誕生から6歳までの「子育て・親育ち」』(春秋社)他多数。
「遊びに熱中する中で探究心や好奇心、挑戦心が湧いてきます。大人はその様子をしっかりと見守るべきです」