自衛隊初の「特殊部隊」創設に携わった伊藤祐靖氏。任務完遂のためなら命を失うことも厭わない特殊部隊員を育成するとともに、自らもまた過酷な訓練を課してきた伊藤氏に、特殊部隊創設の経緯、与えられた任務を完遂できる「本気 本腰 本物」の人材、組織をつくる要諦をお話しいただいた。
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特殊戦指導者
伊藤祐靖
いとう・すけやす
昭和39年東京都生まれ。日本体育大学卒業後、海上自衛隊に入隊。「みょうこう」航海長在任中の平成11年3月、能登半島沖不審船事件を体験。これを機に自衛隊初の特殊部隊「特別警備隊」の創設に関わる。19年、2等海佐で退官。現在に至る。著書に『国のために死ねるか』(文藝春秋)など。