長引くコロナ禍、ウクライナ危機……世界はいま、未来を大きく左右する分水嶺に差し掛かっている。私たちはこの難しい状況下でいかに生き、いかにして道を切り開いてゆけばよいのだろうか。東洋思想、哲学を通じてそれぞれに人の生きる道を追求してきた田口佳史氏と芳村思風氏が語り合う、日本人が追求すべき生き方、そして後世に伝えたい思い——。
思風庵哲学研究所所長
芳村思風
よしむら・しふう
昭和17年奈良県生まれ。学習院大学大学院哲学博士課程中退。45年思風庵哲学研究所設立。感性論哲学の創始者。名城大学元講師。著書に『人間の格』、共著に『いまこそ、感性は力』(共に致知出版社)など。
東洋思想研究家
田口佳史
たぐち・よしふみ
昭和17年東京生まれ。日本大学芸術学部卒業後、日本映画新社入社。タイ国で撮影中水牛二頭に襲われ瀕死の重症を負い、東洋思想研究に転進。47年イメージプランを創業。著書に『佐久間象山に学ぶ大転換期の生き方』をはじめ『ビジネスリーダーのための老子「道徳経」講義』『人生に迷ったら「老子」』『横井小楠の人と思想』『東洋思想に学ぶ人生の要点』『「書経」講義録』など。最新刊に『「大学」に学ぶ人間学』(いずれも致知出版社)。