数多くのベストセラーを手掛け、日本を代表する作家として知られる曽野綾子さん。23歳で文壇デビューを果たして以来、87歳を迎えたいまなお精力的に創作活動を続けている。失明の危機や最愛の夫との別れなど、様々な試練を乗り越え、64年間一つの事に打ち込む中で見えてきた「幸福論」とは―。
作家
曽野綾子
その・あやこ
昭和6年東京生まれ。29年聖心女子大学文学部英文科卒業。大学在学中から第15次『新思潮』にて執筆を始め、23歳の時、『遠来の客たち』が芥川賞候補となり、文壇デビューを果たす。創作活動の一方、精力的に社会活動も行い、54年ローマ教皇庁よりヴァチカン有功十字勲章受章。平成5年恩賜賞・日本藝術院賞受賞。9年海外邦人宣教者活動授助後援会代表として吉川英治文化賞、読売国際協力賞受賞。7~17年日本財団会長。21~25年日本郵政社外取締役。日本藝術院会員、日本文藝家協会理事。著書に『いまを生きる覚悟』(共著/致知出版社)など多数。近著に『イエスの実像に迫る』(海竜社)。