人々の心に光を灯す詩を書き続けた宿願の国民詩人・坂村真民。97年の生涯に創作した詩は1万篇を超えるという。ともに若き頃から真民詩に魅せられ、このたび致知出版社より真民詩に関する本を刊行された西澤孝一氏と横田南嶺氏が語り合う「坂村真民の愛と求道と祈りの生き方」とは──。
坂村真民記念館館長
西澤孝一
にしざわ・こういち
昭和23年愛媛県生まれ。16歳の時、坂村真民と出逢う。18歳で真民の詩に感銘を受け、愛読書となる。大学を卒業後、愛媛県庁に就職し定年まで勤め、その間、坂村真民の三女と結婚。真民の晩年をともに過ごし、最期を看取る。平成24年より坂村真民記念館館長。著書に『かなしみを あたためあって あるいてゆこう』(致知出版社)。
臨済宗円覚寺派管長
横田南嶺
よこた・なんれい
昭和39年和歌山県生まれ。62年筑波大学卒業。在学中に出家得度し、卒業と同時に京都建仁寺僧堂で修行。平成3年円覚寺僧堂で修行。11年円覚寺僧堂師家。22年臨済宗円覚寺派管長に就任。著書に『禅の名僧に学ぶ生き方の知恵』『人生を照らす禅の言葉』など多数。最新刊に『坂村真民詩集百選』(いずれも致知出版社)。