いま「朝の読書」を導入している小・中・高校は全国で2万7,000校にのぼるという。そのスタートは1988年に始まった千葉県のある私立女子高校での小さな取り組みからだった。教師として「朝の読書」を推進し、現在、朝の読書推進協議会理事長を務める大塚笑子さんは、どのような思いでこの活動に取り組んでこられたのか。読書の素晴らしさや効用を交えながらお話しいただいた。
朝の読書推進協議会理事長
大塚笑子
おおつか・えみこ
昭和21年岩手県生まれ。東京女子体育大学卒業後、千葉県の私立高校の体育教師となる。学級活動で取り組んできた読書活動を63年以降、「朝の読書」として全国的に推進。退職後の現在は朝の読書推進協議会理事長として啓発活動に尽力している。