「葉が枯れたから 掘つて見ると 球根は、しつとりと肥えてゐる」北川冬彦『球根』──植物が表面には見えない根があって生存できるように、私たち人間もまた宇宙のバランスによって生かされています。北川冬彦の「球根」という短い詩には、そういう人生の叡智が詰まっています。
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