小惑星探査機「はやぶさ」をはじめ長年宇宙開発に携わってきた川口淳一郎氏、大学教授の傍ら幅広いジャンルの書物を世に送り続ける齋藤 孝氏、人間そっくりのアンドロイド研究開発の第一人者である石黒 浩氏。この3氏に共通するのは、まさに「閃き」という言葉だろう。3氏はそれぞれの立場で、いかに閃きを得、それを形にしてきたのか。〝日本の頭脳〟が語り合う閃き脳の創り方。
宇宙科学研究所宇宙飛翔工学研究系教授
川口淳一郎
かわぐち・じゅんいちろう
昭和30年青森県生まれ。53年京都大学工学部機械工学科卒業。58年東京大学大学院工学系研究科航空学専攻博士課程修了。同年旧文部省宇宙科学研究所システム研究系助手に着任し、平成12年教授に。「さきがけ」「すいせい」などの科学衛星ミッションに携わり、「はやぶさ」ではプロジェクトマネージャを務めた。著書多数。
明治大学教授
齋藤 孝
さいとう・たかし
昭和35年静岡県生まれ。東京大学法学部卒業。同大学院教育学研究科博士課程を経て、現在明治大学文学部教授。専門は教育学、身体論、コミュニケーション技法。著書に『楽しみながら1分で脳を鍛える速音読』『子どもと声に出して読みたい「実語教」』『親子で読もう「実語教」』『子どもと声に出して読みたい「童子教」』『日本人の闘い方~日本最古の兵書「闘戦経」に学ぶ勝ち戦の原理原則~』(いずれも致知出版社)など多数。