高杉晋作、久坂玄瑞、伊藤博文、山縣有朋……主宰する松下村塾にて、明治維新の原動力となる多くの志士を育てた幕末の英傑・吉田松陰。その志はいまなお不滅の輝きを放ち、私たちを揺り動かし続けている。明治維新胎動の地・山口県萩市に鎮座する松陰神社名誉宮司の上田俊成氏、吉田松陰の教育実践を生かした学習塾「松陰塾」を全国約300か所でFC展開するショウイングループ会長・田中正徳氏のお二人に、実体験を交え、人生を導きひらく英傑の生き方、言葉を紐解いていただいた。
松陰神社名誉宮司
上田俊成
うえだ・とししげ
昭和16年山口県生まれ。國學院大學史学科卒業。飯山八幡宮宮司、山口県神社庁長、神社本庁理事、山口県文化連盟会長、長門市文化振興財団理事長を歴任。平成15年松陰神社宮司を経て、28年より名誉宮司・顧問に。著書に『零言集』(マシヤマ印刷)の他、『熱誠の人吉田松陰語録に学ぶ人間力を高める生き方』(致知出版社)などがある。
ショウイングループ会長
田中正徳
たなか・まさのり
昭和31年福岡県生まれ。福岡大学建築学科卒業。「ショウイン式」創始者。松陰塾FC全国300校舎、生徒数9,000名を擁する大手塾へと成長させた。一般社団法人日本語力検定協会理事長。学校法人萩明倫館高等学校理事長。著書に『松下村塾のつくりかた』『AI時代の衝撃!「教えない学習塾」成功の秘密!!』(共に海鳥社)。令和6年紺綬褒章受章。