古来、神事や祭礼に欠かせないしめ縄、鈴緒などの材料として重宝されてきた日本の麻。時代の変遷に伴い、かつて3万人いた生産者は20人程度に激減した。その逆風の中、栃木県の山間の地で、麻に新たな命を吹き込み続ける人がいる400年以上の歴史を持つ麻農家の八代目・大森芳紀氏だ。麻文化の復活は、日本文化の復興に繋がる――麻の可能性を追究してやまない氏の使命感に迫る。
【写真=神社などに奉納される、黄金色の貴重な国産精麻を背に】
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ジャパン・ヘンプ・クリエーション代表
大森芳紀
おおもり・よしのり
昭和54年栃木県の麻農家に生まれる。平成9年作新学院高等学校美術デザイン科卒業後、環境美術会社に入社。12年実家に戻り就農。農閑期に熊本へ紙漉き修業に出る。13年野州麻紙工房設立。18年Cafeギャラリー納屋を併設。26年野州麻炭製炭所設立。令和3年㈱ジャパン・ヘンプ・クリエーション設立、代表取締役就任。