中国湖北省武漢市で発生した新型ウイルスは全世界を席巻し、いまも猖獗を極めている。感染者数は500万人を超え、死者数も34万人に達した。加えて、経済的な打撃も深刻だ。武漢ウイルスが発生した原因は何か、なぜ世界中に蔓延したか、目に見えないウイルスや中国の不穏な動きにどう対応すべきか、今後の世界の時流をいかに読み解くか。ジャーナリスト・櫻井よしこ氏と参議院議員・青山繁晴氏が問題の本質を鋭く突き、この危機を転じて未来を開くための指針を語り合う。
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ジャーナリスト
櫻井よしこ
さくらい・よしこ
ベトナム生まれ。ハワイ州立大学歴史学部卒業後、「クリスチャン・サイエンス・モニター」紙東京支局勤務。日本テレビニュースキャスター等を経て、現在はフリージャーナリスト。平成19年「国家基本問題研究所」を設立し、理事長に就任。23年日本再生に向けた精力的な言論活動が評価され、第26回正論大賞受賞。24年インターネット配信の「言論テレビ」創設、若い世代への情報発信に取り組む。著書多数。最新刊に『言語道断』(新潮社)がある。
自衛隊は2,700人が参加した「ダイヤモンド・プリンセス号」をはじめ武漢ウイルス関連の派遣活動で1人の感染者も出していない。陸上自衛隊のHPには自衛隊式感染症予防が動画で紹介されている ©陸上自衛隊
参議院議員
青山繁晴
あおやま・しげはる
昭和27年兵庫県生まれ。慶應義塾大学文学部中退、早稲田大学政治経済学部卒業。共同通信社記者、三菱総合研究所研究員を経て、平成14年独立総合研究所を創立し、代表取締役社長兼首席研究員に就任。28年参議院議員に当選。「日本の尊厳と国益を護る会」代表。東京大学と近畿大学で教鞭も執る。著書多数。最新刊に『その通りになる王道日本、覇道中国、火道米国』(扶桑社新書)がある。