経営の神様と称される松下幸之助。赤貧・病弱・無学歴にも拘らず、丁稚奉公から身を起こし、戦後、財閥指定や公職追放をはじめ様々な逆境を乗り越え、一代で世界的企業へと発展させたことは有名である。目下の新型コロナウイルス禍にどう対応するか。そのヒントをも松下幸之助は示してくれているという。共に松下幸之助に薫陶を受けてきた上甲 晃氏と中 博氏が、その足跡や言葉を交えながら語り合う、ウィズコロナ時代の経営と人生。
志ネットワーク「青年塾」代表
上甲 晃
じょうこう・あきら
昭和16年大阪府生まれ。40年京都大学卒業と同時に、松下電器産業入社。広報、電子レンジ販売などを担当し、56年松下政経塾に出向。理事・塾頭、常務理事・副塾長を歴任。平成8年松下電器産業を退職、志ネットワーク社を設立。翌年、青年塾を創設。著書多数。近著に『松下幸之助に学んだ人生で大事なこと』(致知出版社)。
「中塾」代表
中 博
なか・ひろし
昭和20年大阪府生まれ。44年京都大学経済学部卒業後、松下電器産業入社。本社企画室、関西経済連合会へ主任研究員として出向。その後、ビジネス情報誌「THE 21」創刊編集長を経て独立。廣済堂出版代表取締役などを歴任。その間、経営者塾「中塾」設立。著書に『雨が降れば傘をさす』(アチーブメント出版)がある。