カトリックのシスターとして永年、多くの人たちの悩みに寄り添い続けてきた鈴木秀子氏。田坂塾を主宰し、経営者のみならず幅広い人々に仕事や人生の意味を伝えている田坂広志氏。人間の心を探究してきたお二人が行き着いた人生観には、驚くほど共通点が多い。富士山を眺望できる田坂氏のご自宅で初めて対面したお二人が、次世代へのメッセージを込めて語り合う人間の生き方——。
文学博士
鈴木秀子
すずき・ひでこ
東京大学大学院人文科学研究科博士課程修了。聖心女子大学教授を経て、現在国際文学療法学会会長、聖心会会員。日本にエニアグラムを紹介。著書に『自分の花を精いっぱい咲かせる生き方』『幸せになるキーワード』(共に致知出版社)『死にゆく人にあなたができること』(あさ出版)『機嫌よくいれば、だいたいのことはうまくいく。』(かんき出版)など多数。
多摩大学大学院名誉教授田坂塾塾長
田坂広志
たさか・ひろし
昭和26年生まれ。56年東京大学大学院修了。工学博士。民間企業、米国シンクタンクを経て、平成2年日本総合研究所設立に参画。12年多摩大学大学院教授に就任。23年内閣官房参与に就任。25年全国から7,000名の経営者が集う田坂塾を開塾。著書は90冊余、近著に『すべては導かれている』(PHP文庫)『運気を磨く』『運気を引き寄せるリーダー 七つの心得』『人間を磨く』(いずれも光文社新書)など。