いまや私たちの生活に欠かすことのできない二次元コード「QRコード」。情報社会に一大革命を起こしたQRコードだが、それが日本人技術者の2年間に及ぶ苦闘から生まれたものであることを知る人は少ない。生みの親であるデンソーウェーブの主席技師・原 昌宏氏に、QRコード誕生までの歩みを振り返っていただいた。
この記事は約13分でお読みいただけます
デンソーウェーブAUTO-ID事業部主席技師
原 昌宏
はら・まさひろ
昭和32年東京都生まれ。法政大学工学部卒業後、自動車部品大手デンソーに入社。バーコードリーダー、QRコードの開発などを手掛ける。現在はグループ会社のデンソーウェーブでAUTO-ID事業部主席技師を務める。