孔子の説く親孝行の教えを抽出し、古来、数ある古典の中でも『論語』と並んで別格の位置づけをされ、大切にされてきた『孝経』。家族の絆が薄れ、様々な問題が噴出する現代に、この教えから学ぶべきことについて、中国思想史家の竹内弘行氏にお話しいただいた。
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中国思想史家
竹内弘行
たけうち・ひろゆき
昭和19年愛知県生まれ。九州大学助手、高野山大学専任講師、名古屋学院大学助教授・教授、名古屋大学大学院教授を経て、現在名古屋大学名誉教授。中国思想史専攻。著書に『十八史略』(講談社)『孝経』(たちばな出版)など。