重度の体調不良がもとで仕事を失い、さらに離婚、生活困窮と、幾重もの試練に見舞われていた和貝晴美さん。奈落の底で見出した一筋の光明が〝音読〟だった。音読を通じて新しい人生を切り拓いてきた和貝さんに、ご自身の体験を交えながら、音読の魅力やその効果についてお話しいただいた。
日本朗読検定協会認定プロフェッサー
和貝晴美
わがい・はるみ
昭和39年大阪府生まれ。高校卒業後、クラブやレストランで歌手を経験したのち、平成4年日本短波放送に株式市況担当アナウンサーとして採用される。退社後、司会進行役、ナレーター、朗読ボランティア入門講師などフリーランスで活動。18年に鬱病を発症して失業となり、以来10年以上、2人の子供を育てながら治療、療養生活を続ける。療養後期に行った朝の音読により、体調が大きく改善したことから音読の効果と可能性を実感。現在日本朗読検定協会認定プロフェッサーとして、音読教室、朗読教室を開催中。