十年偉大なり
二十年畏るべし
三十年歴史なる
五十年神の如し
この言葉は『致知』が創刊20周年の時、今年(2025年)の1月に亡くなられた鍵山秀三郎さんが祝辞で述べられた言葉である。
1つのことを10年続けるというのは偉大なことだ。20年続けるというのは畏敬すべきことだ。30年続ければ歴史ができる。50年続ければ神の如き存在となる、という意味だろう。
出典を聞き忘れてしまったが、この言葉に深い感動を覚えたことを昨日のように思い出す。当時、「50年神の如し」は少し大げさではないかと思っていたが、1つの事を50年続けるというのは天地の加護、諸縁の導きがなければできないことだと思うと、「五十年神の如し」の言葉をその通りだと思うようになった。
『致知』も今号で創刊満47周年になった。50年も間近である。一心不乱、無我夢中で仕事に取り組んできて、ふと気づいたら、47年の歳月が過ぎ去っていた、というのが実感である。