世界中が注視する中東情勢が、ここへ来て一つの山場を迎えている。6月17日に、アメリカとイランの間で停戦の合意が成されたのだ。果たしてその内容は、真に中東の沈静化に結びつくものなのだろうか。一方の内政も、極めて重大な局面に差しかかっている。国の根幹に関わる最重要課題、皇位継承問題と憲法改正問題は、果たして真に国の未来に資する形で決着を迎えられるのだろうか。内外ともまさしく正念場である。
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京都大学名誉教授
中西輝政
なかにし・てるまさ
昭和22年大阪府生まれ。京都大学法学部卒業。英国ケンブリッジ大学歴史学部大学院修了。京都大学助手、三重大学助教授、米国スタンフォード大学客員研究員、静岡県立大学教授を経て、京都大学大学院教授。平成24年退官。専攻は国際政治学、国際関係史、文明史。著書に『国民の覚悟』『賢国への道』(共に致知出版社)『大英帝国衰亡史』(PHP研究所)『アメリカ外交の魂』(文藝春秋)『帝国としての中国』(東洋経済新報社)等多数。近刊に『国際政治を見つめて―大英帝国の落日と日本の行方』(鎌田浩毅氏と共著/ミネルヴァ書房)。