ふるさと納税受入額で5度の日本一に輝く宮崎県都城市。同市を牽引する池田宜永市長は2012年の就任以来、前例主義が蔓延する市役所内の意識改革を断行し、市民サービスの向上に心血を注いできた。改革の原動力となったのが、独自に編み出した行動指針「都城フィロソフィ」である。市政の道なき道を切り拓いてきた歩みと共に、組織を発展させる要諦を伺った。
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宮崎県都城市長
池田宜永
いけだ・たかひさ
昭和46年宮崎県生まれ。九州大学経済学部卒業。東京大学大学院経済学研究科修了。平成6年大蔵省入省。財務省主計局主査、都城市への出向を通じて副市長などを歴任。24年より都城市長に就任。現在4期目。「自治体経営」を掲げ、市の発展や住民の安心・安全確保に努めている。