「ディープラーニング」と呼ばれる革新的技術の登場によって、いま人工知能がものすごいスピードで進化を遂げている。人工知能は果たして、私たちの生き方や社会をどのように維新していくのか。そしてその先にはどのような未来が待っているのか──。経済学の分野から人工知能にアプローチしてきた柳川範之氏と、日本を代表する人工知能研究者である松尾 豊氏に語り合っていただいた。
この記事は約22分でお読みいただけます
東京大学教授
柳川範之
やながわ・のりゆき
昭和38年埼玉県生まれ。58年大学入学資格検定試験合格。63年慶應義塾大学経済学部通信教育課程卒業。平成3年東京大学大学院経済学研究科修士課程修了、5年同大学院博士課程修了。慶應義塾大学経済学部専任講師、東京大学大学院経済学科研究科准教授などを経て、23年より現職。『東大柳川ゼミで経済と人生を学ぶ』(日経ビジネス人文庫)『東大教授が教える独学勉強法』(草思社)『40歳からの会社に頼らない働き方』(ちくま新書)など著書多数。
東京大学特任准教授
松尾 豊
まつお・ゆたか
昭和50年香川県生まれ。平成9年東京大学工学部電子情報工学科卒業。14年同大学院博士課程修了。博士(工学)。同年より産業技術総合研究所研究員。17年スタンフォード大学客員研究員。19年より現職。著書に『人工知能は人間を超えるか ディープラーニングの先にあるもの』(KADOKAWA)。