事故で両腕を失った創業者によって立ち上げられ、北海道有数の企業グループへと成長した北海道光生舎と、17年続く赤字を乗り越え、健康と環境に安心な無添加石けんへの初志を貫いたシャボン玉石けん。髙江智和理氏と森田隼人氏は、それぞれに父親の志を継いで両社の経営に邁進している。人生の悲愁を味わい尽くした先代の破格の人生から、お二人は何を学んだのか。そしていかにして事業の継承を成し遂げたのか──。
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北海道光生舎理事長
髙江智和理
たかえ・ちおり
昭和35年北海道生まれ。58年法政大学経済学部卒業、北海道光生舎入社。常務理事を経て、平成13年理事長に就任。
シャボン玉石けん社長
森田隼人
もりた・はやと
昭和51年福岡県生まれ。平成12年専修大学経営学部卒業、シャボン玉石けん入社。取締役、副社長を経て、19年社長に就任。