今年(2023年)結成30周年を迎え、世界26か国、累計観客動員数1,000万人に迫る和太鼓エンターテイメント集団「DRUM TAO」。
和太鼓のみならず、篠笛や三味線や琴などを組み合わせたダイナミックな演奏と観る者の心を揺さぶる独特の演出で、数多くの人々を魅了している。
代表を務める藤高郁夫氏に、30年の歩みの中で飛躍への転機となった出逢いとそこから学んだことを伺った。
タオ・エンターテイメント社長
藤高郁夫
ふじたか・いくお
昭和34年熊本県生まれ。大学卒業後、外資系商社や大手流通業を経て、平成5年にDRUM TAOを結成。7年に阿蘇くじゅう国立公園を有する大分県竹田市久住町に移転。12年九州を中心に100万枚のチケットセールスを記録する。16年世界最大の芸術祭「エディンバラ・フェスティバル・フリンジ」に初参加。25日間の連日公演をすべて完売させ、衝撃の世界デビューを飾る。以後、ワールドツアーを展開し、今年結成30周年を迎えた。