スポーツの世界でトップを極める選手は何が優れているのか。スポーツ脳科学という新しい分野に挑む荒牧 勇氏は、その答えを求めてこれまで500例近くものアスリートの脳画像を分析してきた。脳画像の分析を通じて分かってきたことを交えて、能力向上のための脳の使い方について語っていただいた。
中京大学スポーツ科学部教授
荒牧 勇
あらまき・ゆう
昭和47年神奈川県生まれ。平成8年東京大学教育学部体育学健康教育学科卒業。13年同大学大学院教育学研究科身体教育学コース博士課程単位取得退学。国立身体障害者リハビリテーションセンター研究所流動研究員、生理学研究所JST研究員、情報通信研究機構専攻研究院、名古屋工業大学テニュアトラック准教授などを経て、23年より現職。博士(理学)。