生後1か月で最重度の脳障碍児となった溝呂木梨穂さん。体の自由を奪われたばかりか言葉を発することさえできない梨穂さんだったが、娘にも必ず言葉があると信じ続けたのが、母・眞理さんだった。「娘のために」闘い続けてきた母と、沈黙の世界で「生きる意味」を求め続けてきた娘。そんな母娘の歩みから、「闘魂」の2文字が浮かび上がってくる。
チャレンジドハート代表
溝呂木 眞理
みぞろぎ・まり
長野県生まれ。子供3人の母。東京デザイナー学院陶磁器科卒業。平成4年長女の梨穂さんを出産。平成24年小冊子『私の私らしさを見つけたよ』を製作、チャレンジドハートを立ち上げ、講演活動を始める。27年梨穂さんの詩集『らりるれろのまほう』(OfficeOharada)を出版。