44年前に東京・目黒で空手道場・瀬戸塾を立ち上げ、空手の指導と共に、武士道や『論語』などの生き方教育にも注力してきた瀬戸謙介氏。高校教師として様々な問題を抱える子供たちに向き合い、現在は有志と立ち上げた「もののふの会」を通じて、戦後教育の立て直しに情熱を傾けている中村正和氏。教育への滾るような思いを共有するお二人に、それぞれの実践を交え、求められる教育者のあり方、徳のある子供を育てる要諦を縦横に語り合っていただいた。
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瀬戸塾塾長
瀬戸謙介
せと・けんすけ
昭和21年父親の赴任先である旧満州生まれ。獨協大学卒業。14歳で空手を始める。現在、社団法人日本空手協会八段、日本空手協会東京都本部会長。瀬戸塾を主宰し、空手指導と武士道や『論語』の講義を通じた人間教育に尽力する。著書に『子供が喜ぶ論語』『子供が育つ論語』(共に致知出版社)。
元高校教師
中村正和
なかむら・まさかず
昭和30年北海道生まれ。法政大学大学院修士課程修了。神奈川県下で高等学校教諭を歴任。退職後、執筆と筆禅道に専念。筆禅会幹事。獅士の会共催。令和4年、同志たちと日本の道・武士道を伝える「もののふの会」を設立。著書に『天皇の祈りと道』(展転社)がある。