いま世の中は目まぐるしく変化している。規模の大小を問わず企業の盛衰も刻々と移りゆく。その中にあって、今期10年ぶりに過去最高益を更新した東急電鉄。片や就職人気ランキングで1位に選ばれた大和証券。経営トップとしてソフト、ハードの両面にわたって様々な改革を手掛けてこられた野本弘文社長と鈴木茂晴顧問に、それぞれの組織を繁栄発展へと導いてきた道のりについて語り合っていただいた。そこから見えてきた維新の要諦とは──。
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東京急行電鉄社長
野本弘文
のもと・ひろふみ
昭和22年福岡県生まれ。46年早稲田大学理工学部卒業後、東京急行電鉄入社。63年子会社である東急不動産に出向。平成13年事業戦略推進本部メディア事業室長、16年系列ケーブルテレビ会社であるイッツ・コミュニケーションズ社長を経て、19年東京急行電鉄取締役。23年4月より取締役社長に就任。
日本証券業協会会長、大和証券グループ本社顧問
鈴木茂晴
すずき・しげはる
昭和22年京都府生まれ。46年慶應義塾大学経済学部卒業後、大和證券入社。引受第一部長、専務取締役などを経て、16年大和証券グループ本社取締役兼代表執行社長、大和証券代表取締社長。23年大和証券グループ本社取締役会長兼執行役、大和証券代表取締役会長。29年4月より最高顧問、7月より日本証券業協会会長に就任。