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  • 京都大学名誉教授中西輝政

日本にとっての正念場

この6月は日本にとっての正念場である——令和の時代を迎え、1か月が過ぎた。御代替わりに伴う10連休で、日本列島は祝賀・行楽ムード一色となったが、その間も世界は激動していることを忘れてはならなない。米中貿易戦争の再燃、宗教対立によるテロの応酬、北朝鮮のミサイル発射、イラン危機の深刻化……。何と言っても今月はG20サミットが大阪で開催される。そして7月には参議院議員選挙。この正念場をどう乗り越えるのか。日本の大きな分かれ道だ。

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