その研ぎ澄まされた美しさの奥に、日本人の尊い精神を宿す日本刀。古の名工を超える技を目指し、人生のすべての刀づくりに注ぎ込んできた松田次泰氏と、松田氏の活動を支援する數土文夫氏に、日本刀が現代を生きる我われに語りかけるもの、そして一筋の道を極める生き方についてご対談いただいた。
刀匠
松田次泰
まつだ・つぐやす(本名 周二)
昭和23年北海道生まれ。北海道教育大学特設美術科卒業。49年刀匠・高橋次平師に入門。56年独立。平成8年日本美術刀剣保存協会会長賞受賞(以後特賞8回)。11年ロンドンで個展を開催。21年無鑑査認定。27年千葉県無形文化財保持者に認定。著書に『名刀に挑む』(PHP新書)、共著『日本刀・松田次泰の世界』(雄山閣)などがある。
JFEホールディングス特別顧問
數土文夫
すど・ふみお
昭和16年富山県生まれ。北海道大学工学部冶金工学科を卒業後、川崎製鉄に入社。常務、副社長などを歴任後、平成13年社長に就任。15年統合後の鉄鋼事業会社JFEスチールの初代社長となる。17年JFEホールディングス社長に就任。22年相談役。経済同友会副代表幹事や日本放送協会経営委員会委員長などを歴任し、26年東京電力会長。現在はJFEホールディングス特別顧問。