人生には3つの坂があるという。上り坂、下り坂、まさか——。ここに人生のまさかを乗り越えてきた二人の女性経営者がいる。ともに創業者である父親を突然亡くし、32歳にして倒産の危機にあった会社を引き継ぎ、見事に再建を果たした。日本電鍍工業社長の伊藤麻美さんとダイヤ精機社長の諏訪貴子さんが語り合う体験的「仕事と人生」論。
日本電鍍工業社長
伊藤麻美
いとう・まみ
昭和42年東京都生まれ。平成2年上智大学外国語学部卒業。FMラジオのディスクジョッキーとして活躍後、10年に渡米し、宝石の鑑定士・鑑別士の資格を取得。12年父親が創業した日本電鍍工業社長に就任。
ダイヤ精機社長
諏訪貴子
すわ・たかこ
昭和46年東京都生まれ。平成7年成蹊大学工学部卒業後、大手自動車部品メーカーのエンジニアとして2年間勤務。10年ダイヤ精機入社。16年父親の逝去を受けて社長に就任。著書に『ザ・町工場』(日経BP社)など。