今年(2022)御生誕170年、崩御から110年という記念すべき年を迎える明治天皇。しかし、その実像や日本近代化に果たした役割は、正しく理解されているとは言い難いのが現実である。日本の近代史に精通する日本政策研究センター主任研究員の岡田幹彦氏に、明治天皇の偉大なる精神と私たち日本人へのメッセージを紐解いていただいた(写真:第122代天皇の明治天皇と昭憲皇太后を御祭神として大正9(1920)年11月1日に創建された明治神宮の拝殿)。
日本政策研究センター主任研究員
岡田幹彦
おかだ・みきひこ
昭和21年北海道深川生まれ。國學院大學中退。学生時より日本の歴史・人物の研究を続け、月刊『明日への選択』に数多くの人物伝を連載すると共に、全国各地で歴史講座や歴史講演会を行う。平成21〜22年『産経新聞』に「元気のでる歴史人物講座」を連載(103回)。著書に『親日はかくして生まれた』(日本政策研究センター)『日本の誇り103人』『日本の偉人物語1ー7』『日本の母と妻たち』(いずれも光明思想社)など多数。