故郷・佐賀県で母親が営んでいた薬局の経営を引き受け、マーケットの小さな地方のハンディをものともせず、年商130億円、社員数700名を超える企業グループへと発展させた溝上泰弘氏。その経営の拠り所となったものは何か。グループが標榜する「薬の売れない薬屋」に込められた思いを交えてお話しいただいた。
ミズホールディングス会長
溝上泰弘
みぞかみ・やすひろ
昭和19年佐賀県生まれ。45年東京薬科大学卒業後、商社勤務を経て、母親の営む薬局の経営に携わる。平成4年㈱ミズ設立、社長に就任。8年より会長。