2024年11月号
特集
命をみつめて生きる

命をみつめて生きる

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138億年前のビッグバンによって宇宙は誕生した、といわれる。雲霧朦朧うんむもうろうの状態からやがて大気が冷え、地球ができたのは46億年前。その地球になぜか水が生まれ、その水の中に単細胞生命が生まれた。38億年前のことである。

それから10億年かかって単細胞生命は雌雄しゆうに分かれる。雌から雄が放出されたのである。生命はそこからマンダラの絵図を描くように多種多様に発展していき、やがて人間が誕生する。地球上の生命はすべて、その帰は一である。

天はこれらすべての生命に避けることのできない法則を与えた。それを釈迦しゃかは「この世においてどんな人にも成し遂げられない五つのこと」と明示している。