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医療が十分に行き届いていないアジアの貧困地域で、無償の医療活動を30年続ける日本人医師がいる。𠮷岡秀人氏。国際医療NGO「ジャパンハート」を率い、貧しい子どもたちの命と心に光を灯している。氏を突き動かすものは一体何か。これまでの苦難の道のりを振り返っていただき、初志貫徹する秘訣に迫った。
特定非営利活動法人ジャパンハート創設者
𠮷岡秀人
よしおか・ひでと
昭和40年大阪府生まれ。大分医科大学(現・大分大学医学部)卒業後、大阪・神奈川の救急病院などで勤務。平成7年からミャンマーに渡り医療活動を開始。その後一度帰国し、岡山病院小児外科、川崎医科大学小児外科講師などを経て、15年から再びミャンマーで医療活動に従事。16年国際医療ボランティア団体「ジャパンハート」を設立、代表に就任。29年より最高顧問に就任。令和3年第69回菊池寛賞受賞。著書に『「最後の講義」完全版吉岡秀人』(主婦の友社)『救う力』(廣済堂出版)など多数。