花園大学元学長の西村惠信氏は2歳で禅寺の徒弟となり、88歳の現在もなお、学術研究の傍ら、一貫して禅の道を歩み続けている。人生で出会った多くの師や、古の祖師たちからの学びを交えながら、禅の教えについて伺った。
花園大学元学長
西村惠信
にしむら・えしん
昭和8年滋賀県生まれ。花園大学仏教学部卒業後、南禅寺僧堂柴山全慶老師に参禅。35年米国ペンデルヒル宗教研究所に留学し、キリスト教を研究。45年京都大学大学院博士課程修了。文学博士。花園大学教授・学長、禅文化研究所長などを歴任。平成30年仏教伝道文化賞受賞。『禅語に学ぶ生き方・死に方』(公財・禅文化研究所)『キリスト者と歩いた禅の道』(法蔵館)など著書多数。