社員の働きがいや幸せを実現する経営を徹底して追求し、2017年に「ホワイト企業大賞」を受賞するなど、全国から注目を浴びている西精工(徳島県)。しかし、かつては社員に自社や製品への愛着がなく、社員同士できちんと挨拶や掃除もしないといった、現在とは正反対の社風だったという。西精工の西 泰宏社長は、いかにして全社員が生き生きと主体的に働く自律自助の社風をつくり上げていったのか。その改革の軌跡を語っていただいた。
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西精工社長
西 泰宏
にし・やすひろ
昭和38年徳島県生まれ。63年神奈川大学を卒業。広告代理店の営業職を経て、平成10年西精工に入社。18年同社代表取締役専務、20年より現職。