様々な家庭環境に翻弄される教え子たちに温かい眼差しを向け、人生の伴走者として魂の交流を重ね続けた徳永康起先生。この度、その貴重な評伝『人を育てる道』を致知出版社より上梓した作家の神渡良平氏に、子供たちの命を精いっぱい輝かせた教師から学ぶものを伺った(写真:校庭の芝生で読書をする徳永先生)。
作家
神渡良平
かみわたり・りょうへい
昭和23年鹿児島県生まれ。九州大学医学部中退後、新聞記者や雑誌記者を経て独立。38歳の時脳梗塞で倒れリハビリで再起。闘病中に書いた『安岡正篤の世界』(同文舘出版)がベストセラーに。現在では執筆の他、全国で講演活動を展開。著書に『安岡正篤 立命への道』『下坐に生きる』『人を育てる道 伝説の教師 徳永康起の生き方』(いずれも致知出版社)など。