2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向けて、首都圏はいま大きく変貌を遂げつつある。中でも脚光を浴びているのが渋谷の再開発だ。100年に一度の壮大なプロジェクトを東急電鉄と共に推進する東急不動産ホールディングスの金指 潔会長に、これまでの人生と経営の道のりを振り返りつつ、街づくりに懸ける思い、事業発展の秘訣、リーダーとしての心得について語っていただいた。それはそのまま後世へのメッセージといえよう。
東急不動産ホールディングス会長
金指 潔
かなざし・きよし
昭和20年東京都生まれ。43年早稲田大学政治経済学部卒業後、東急不動産入社。52年から平成10年までの21年間、グループ会社に出向する。常務、専務を経て、20年社長に就任。25年ホールディングス体制に移行。27年より現職。