日本はいま、新時代の激流に晒されている。その中で、私たちが守るべきものは何か。また、私たちにそれを守り抜く覚悟はあるだろうか。教育を通じての国づくりに尽力する山谷えり子氏と、長らく日本に在住し、アメリカ人の目で日本の姿をつぶさに見てきたケント・ギルバート氏に、日本の現状を踏まえて未来に伝承していきたい各々の思いを語り合っていただいた。
参議院議員
山谷えり子
やまたに・えりこ
昭和25年東京都生まれ。48年聖心女子大学卒業後、新聞記者、テレビキャスター、コラムニストとして活躍。平成12年衆議院議員初当選。16年参議院議員(全国比例区)当選。第一次安倍政権では総理大臣補佐官(教育再生担当)として60年ぶりの教育基本法改正、43年ぶりの学力調査実施に尽力。第二次安倍改造内閣では、国家公安委員会委員長、拉致問題担当大臣、海洋政策・領土問題担当大臣、国土強靱化担当大臣、内閣府特命担当大臣(防災)として入閣。著書に『日本よ、永遠なれ』(扶桑社新書)などがある。
米国カリフォルニア州弁護士
Kent Sidney Gilbert
ケント・ギルバート
1952年アメリカアイダホ州生まれ。1971年ブリガムヤング大学在学中に、モルモン教の宣教師として初来日。1980年ブリガムヤング大学大学院を卒業。米国の弁護士資格を取得して、国際法律事務所に就職し、法律コンサルタントとして来日。1983年テレビ番組「世界まるごとHOWマッチ」にレギュラー出演し、人気タレントとなる。以後、テレビ出演、複数企業の経営や講演活動を行うほか、公式ブログやメールマガジンなどで、在日米国人法律家の視点から日本の政治、文化、歴史問題等について活発な言論活動を展開。著書に『まだGHQの洗脳に縛られている日本人』(PHP研究所)などがある。