〝甲斐の虎〟〝戦国最強〟と恐れられた戦国武将・武田信玄。2021年生誕500年の節目を迎え、その生き方やリーダーとしてのあり方に改めて注目が集まっている。武田信玄の菩提寺である禅の名刹・恵林寺の住職を務める古川周賢老大師に、武田信玄の知られざる一面を紐解きながら、混迷を深める現代に求められるリーダーの条件を語っていただいた(写真:山梨県甲府市内にある武田信玄像)。
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臨済宗妙心寺派乾徳山恵林寺住職
古川周賢
ふるかわ・しゅうけん
昭和42年岐阜県生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程を修了、博士号取得。平成9年京都紫野大徳寺専門道場に掛搭。23年山梨県甲州市妙心寺派乾徳山恵林寺副住職、26年より現職。