日本ラグビー史上、最高の選手と称される伝説のラガーマン・坂田好弘氏。かつて「世界のサカタ」「空飛ぶウイング」としてその名を轟かせ、2012年に東洋人として初となるラグビー殿堂入りの栄冠を手にした。ラグビー一筋に懸けてきた60年、その中で掴んだ指導哲学とはいかなるものか。
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日本ラグビーフットボール協会副会長
坂田好弘
さかた・よしひろ
昭和17年大阪府生まれ。京都府立洛北高校でラグビーを始め、3年連続で全国大会出場。36年同志社大学に入学し、1年次と3年次に全国制覇。40年同大学卒業後、近畿日本鉄道入社。現役10年間で4度の日本一に貢献。52年大阪体育大学ラグビー部監督に就任。在任36年間で関西学生Aリーグ5度の優勝に導く。平成24年IRBよりラグビー殿堂入りの表彰を受ける。