国内に4店舗、パリに1店舗、計5店舗の人気フレンチレストランを経営するル・クログループオーナーシェフの黒岩功氏、49歳。幼い頃は、病弱で成績も家庭環境も悪く、コンプレックスの塊だったという。そんな氏の人生を変えた1冊の本がある。ナポレオン・ヒルの『成功哲学』だ。氏はそこからいかにして一流シェフの道を切り開いていったのか。
ル・クログループ オーナーシェフ
黒岩 功
くろいわ・いさお
昭和42年鹿児島県生まれ。61年辻調理師専門学校卒業。平成元年全国司厨士協会の調理師派遣メンバーとしてスイスに渡る。その後、フランスの二ツ星レストラン「ジラール・ベッソン」、三ツ星レストラン「タイユヴァン」「ラ・コート・サンジャック」で修業を積む。帰国後、いくつかの有名料理店でシェフを務め、12年「ル・クロ」をオープン。著書に『三ツ星で学んだ仕事に役立つおもてなし』(アチーブメント出版)『また、あの人と働きたい』(Nanaブックス)。