人間はどうすれば本当の幸せ、争いのない幸福な社会を実現することができるのか——。古来あらゆる哲学者や宗教家、心理学者などが挑んできたこの問いに、一つの明確な答えを出した人がいる。脳科学・ロボット学者で、科学の立場から幸福について研究を続けてきた前野隆司氏である。前野氏が導き出した誰もが幸せになれる法則、幸せな社会の創り方とは。
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慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科委員長・教授
前野隆司
まえの・たかし
昭和37年山口県生まれ。東京工業大学卒、同大学院修士課程修了。キヤノン勤務、カリフォルニア大学バークレー校客員研究員、ハーバード大学客員教授、慶應義塾大学理工学部教授などを経て、現在、慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科委員長・教授。『幸せのメカニズム 実践・幸福学入門』(講談社現代新書)『幸福学×経営学』(中外出版社)など著書多数。